
別府の温泉に浸かりたい。それだけを目的に、成田からLCCとレンタカーで大分へ飛んだ2泊3日のひとり旅です。名物の砂湯に埋まり、朝しかやっていない泥湯に浸かり、地獄めぐりを一周してきました。温泉好きの方、週末+1日で九州に行ってみたい方の参考になれば嬉しいです。
旅の全体像
| 日 | エリア | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1日目 (月) | 成田 ✈ 大分 → 別府 → 臼杵 | 竹瓦温泉で砂湯、とり天、道の駅の寿司、温泉宿で会席 |
| 2日目 (火) | 別府 → 日出 | 鉱泥温泉の泥湯、べっぷ地獄めぐり、別府湾のリゾートホテル |
| 3日目 (水) | 大分 ✈ 成田 | 朝風呂と朝食バイキングで締めて帰京 |
移動はレンタカー。運転好きなら、空港から温泉街まで海沿いをドライブできるこのプランはかなり気持ちいいです。
1日目|成田 ✈ 大分 → 別府 → 臼杵
この日のルート: 成田 8:05 🛫 → 大分空港 10:00 🛬 → 🚗 別府(竹瓦温泉・砂湯)→ 道の駅たのうらら → 臼杵(湯の里 泊)
朝8:05発のジェットスターで成田から大分へ。往復13,640円でした。空港からはレンタカー(コンパクトカー、3日間で12,821円)を借りて別府市内へ向かいます。

竹瓦温泉 ― 別府のシンボルで砂湯に埋まる
最初の目的地は別府温泉のシンボル、竹瓦温泉。着いた瞬間の正直な感想がこちらです。月曜昼の温泉街、周りの店がだいぶ閉まっていて「ホントにあるんか?」と一瞬不安になりました。
ついた! 周り店空いてないしホントにあるんかと思った
が、唐破風の堂々とした木造建築はちゃんとありました。中に入ると天井の高いレトロなロビー。いい雰囲気です。

ここで注意点をひとつ。目の前のコインパーキングは道が狭くて入れるのがかなり難しいです。私は諦めて商店街側の駐車場に停めました。
お目当ての砂湯(1,500円)は時間指定の整理券制。私が引いたのは13:25の回で、開始まで1時間ほど。先に昼食を済ませる作戦に切り替えます。ちなみに砂湯の券で普通の入浴も付いてきます。

食堂酒場まるとくで、とり天定食
竹瓦温泉から歩いてすぐの「食堂酒場まるとく」で、大分名物のとり天定食(1,300円)。ここのとり天はからしで食べるスタイルで、これがうまい。語彙が消し飛んだ当時の記録をそのまま貼っておきます。
うっま!
日本、〒874-0944 大分県別府市元町15−17



いざ、砂湯
浴衣に着替えて温かい砂に15分埋まります。じんわり汗をかく感覚は面白いのですが、身動きが取れないまま過ごす15分はめちゃくちゃ長く感じました。途中から「あと何分だろう」しか考えていなかった気がします。個人的には一回体験すれば満足かな(笑)。砂を流したあとの普通の温泉が気持ちよかったです。
風呂上がりに商店街をぶらぶらしていたら、土産物屋で「毎日が地獄です。」Tシャツを発見して笑いました。別府、自虐ネタのレベルが高い。そして路地では猫がお出迎え。
にゃーん
道の駅たのうらら ― まさかの寿司バイキング
臼杵の宿へ向かう途中、休憩で立ち寄った「道の駅たのうらら」で面白いものを発見。寿司の量り売りバイキングです。1貫150円から、本まぐろ大トロやナガスクジラの握りまで並んでいます。

腹は減っていなかったのですが、面白そうなので買ってしまうのがひとり旅。クジラは「なるほど!という味」でした。気になる方は実際に確かめてみてください。
腹減ってないけど面白そうだから買ってみた! 関アジ×2 サバ ナガスクジラ
日本、〒870-0100 大分県大分市神崎字梶原1228−9




臼杵 湯の里 ― 山あいの温泉宿で会席料理
1泊目は別府から車で1時間ほど南下した臼杵の「湯の里」へ。薬師の湯という温泉が自慢の、山あいの静かな旅館です。期間限定のお得会席プラン(10,900円)で泊まりました。

部屋も良い感じで、夕食の会席は刺身、陶板焼き、茶碗蒸しと続いて腹パン。「白ご飯のタイミングで呼んでください」と言われていたのに、呼ぶ前に満腹で断念しました。

そして声を大にしておすすめしたいのがデザートのカボスゼリー。カボスの風味と酸味が甘いゼリーによく合って、この旅で一番おいしかったものかもしれません。お土産に買って帰りたいレベル。

2日目|別府の泥湯 → 地獄めぐり → 別府湾リゾート
この日のルート: 臼杵 → 🚗 鉱泥温泉・坊主地獄 → べっぷ地獄めぐり(海・かまど・鬼山・白池)→ 地獄温泉ミュージアム → 血の池・龍巻 → グランヴィリオホテル別府湾(泊)
2日目は快晴。6:30から朝風呂に入り、豪華な朝食をいただいて出発です。

鉱泥温泉 ― 営業は昼12時まで
この日最初の目的地は別府に戻って「鉱泥温泉」。朝8:15から昼12:00までしか営業していない、知る人ぞ知る泥湯です(大人900円)。ガッツリ泥というよりはサラッとしたにごり湯で、普通の温泉も泥湯もどちらも熱め。山あいの湯治場の雰囲気ごと味わえる場所でした。

すぐ隣は坊主地獄。灰色の泥がボコッと丸く膨らむ泥火山は間近で見ると迫力があります。蒸気井には賽銭の硬貨が積もっていて……色がおかしい。

硬貨が青く!?
温泉成分、恐るべし。ちなみに7月の別府は普通に暑いので、地獄のような環境で地獄を見て回ることになります。移動のたびに車のエアコンで回復するのが正解でした。
暑いので車の中でエアコンガンガンかけて涼んでる。整う
べっぷ地獄めぐり ― 共通券2,000円で7地獄
いよいよ定番の地獄めぐりへ。共通観覧券(2,000円)で7つの地獄を回れます。
まずは一番有名な海地獄。もっくもくの湯気で肝心のコバルトブルーが半分隠れていましたが、それはそれで幻想的。敷地内には地獄の蒸気を利用した温室があり、スイレンやバナナが育っています。


途中でカボスソフトと地獄蒸し焼きプリンのおやつ休憩。カボスのデザートはやっぱり美味い。プリンは昔ながらの固め、カラメルがちゃんと苦いやつです。

続いてかまど地獄。鬼の像がお出迎えしてくれて、オレンジの熱泥池からエメラルドグリーンの池まで、色とりどりの地獄が一箇所に揃っています。正直、**「時間がなければ、かまど地獄だけでもいい説」**を唱えたい。

鬼山地獄は温泉熱でワニを飼育していることで有名。折り重なって日光浴するワニはなかなかの迫力です。白池地獄にはなぜか熱帯魚の水族館があり、硬貨がびっしり貼り付けられた木彫りの魚が出迎えてくれます。


地獄温泉ミュージアム ― 映像は良い、謎解きは謎
地獄めぐりの途中で「地獄温泉ミュージアム」という施設を見つけたので寄り道(めぐり割引で1,050円)。博物館かと思ったら、まさかの映像上映から始まります。いったい何が始まるんですか?
雨水が50年かけて温泉になるまでを辿る導入映像は、面白そうなゲームのOPみたいで良かった。天井から吊られた逆さの街のジオラマも見応えがあります。ただ、謎解きとスタンプの要素は最後まで何がしたいのか分からず……。所々に文化祭っぽさを感じる、不思議な施設でした(笑)。

血の池地獄と龍巻地獄
少し離れた血の池地獄は、赤い池がドンとあるだけといえばだけなのですが、高台の遊歩道から見下ろすと赤い池と別府湾が一望できてなかなかの景色です。

隣の龍巻地獄は30〜40分間隔で吹き上がる間欠泉。15分ほど待って噴出の瞬間を見られました。……が、正直なところ「噴水で見慣れてる」感は否めない(笑)。血の池地獄とセットで、タイミングが合えばくらいの気持ちでどうぞ。

グランヴィリオホテル別府湾 ― サウナと無料ビールの楽園(ただし夕食は…)
2泊目は日出町の「グランヴィリオホテル別府湾 -和蔵-」(スタンダードツイン23,300円)。チェックインすると地獄蒸しのおやつと梅酒のウェルカムサービスが待っていました。アルコール飲み放題にサウナ付き。最高かよ。なお、お値段……。

部屋からは別府湾が一望。大浴場とサウナが快適で、気づいたら2時間経っていました。やっぱりサウナは時間が溶けます。しかも風呂上がりにはビール・ソフトドリンク・アイス・ヤクルトが無料(16時〜のサービス)。

正直な感想も書いておきます。夕食は会席+ハーフバイキング形式だったのですが、遅い時間帯に行ったせいかバイキング料理が冷めてしまっていて、これはかなり残念でした。翌朝の朝食バイキングは出来たてで美味しかったので、夕食はなるべく早い時間帯に行くのがおすすめです。

ちなみにこの夜は部屋のWi-Fiが「繋がっているのにインターネットに出られない」状態になり、フロントに連絡してルーターを再起動してもらう一幕も。ホテルの人、夜遅くにありがとうございました。
3日目|朝風呂を締めて帰路へ
この日のルート: ホテル → 🚗 大分空港 → 10:40 🛫 成田
最終日は朝風呂とサウナで締めて、行列のできる朝食バイキングへ。並んだ甲斐あって、白身魚の天ぷらなど出来たてはちゃんと美味しい。昨夜の夕食も、きっと時間が遅くて冷めていただけなんだと思うことにしました。

レンタカー(今回の相棒はFITでした)を返して大分空港へ。10:40発の便で帰京です。ホテルの外観もレンタカーも「後で撮ろう」と思って撮り忘れたのは、ひとり旅あるあるということで……。

かかった費用と回り方のコツ
今回の主な費用はこちらです(食事・お土産代を除く)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 航空券(成田-大分 往復・ジェットスター) | 13,640円 |
| レンタカー(コンパクト・3日間) | 12,821円 |
| 竹瓦温泉 砂湯 | 1,500円 |
| まるとく とり天定食 | 1,300円 |
| 臼杵 湯の里(1泊2食・会席プラン) | 10,900円 |
| 鉱泥温泉 | 900円 |
| べっぷ地獄めぐり共通券 | 2,000円 |
| グランヴィリオホテル別府湾(1泊) | 23,300円 |
LCC+レンタカーの組み合わせなら、宿を2泊とも豪華にしてもトータル7万円弱。片方をビジネスホテルにすれば5万円台でも十分楽しめると思います。
最後に、実際に回ってみて分かったコツをまとめます。
- 竹瓦温泉の砂湯は整理券制。着いたらまず券を取り、待ち時間に周辺で食事をするのが効率的。目の前の駐車場は狭いので商店街側へ
- 鉱泥温泉は昼12時までしか開いていないので、行くなら午前中の最初に組み込む
- 地獄めぐりは時間がなければ「かまど地獄」を優先。いろんなタイプの地獄が一箇所に揃っています
- 龍巻地獄の間欠泉は30〜40分間隔。血の池地獄とセットで、噴出の時間を確認してから回ると待ちが少ない
- ホテルのバイキング夕食は早い時間帯に。出来たてかどうかで満足度が全然違います
- 7月の地獄めぐりは暑さも地獄。車のエアコン休憩を挟みながら回るのがおすすめ
今回巡ったスポットの地図はこちら。
- 竹瓦温泉
- 食堂酒場まるとく
- 道の駅たのうらら
- 臼杵 湯の里
- 鉱泥温泉
- べっぷ地獄めぐり
- グランヴィリオホテル別府湾-和蔵-
温泉に浸かって、うまいものを食べて、地獄を眺める。何をするでもない時間こそが贅沢な、大分の3日間でした。









